モックンモーガンフィールドの 書を手に!
大阪の40男モックンモーガンフィールドの、心を動かされた貴重なライブラリーです。 あなたにもいい本との出合いを!
愛と幻想のファシズム
愛と幻想のファシズム〈上〉愛と幻想のファシズム〈上〉
(1987/08)
村上 龍

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早いものですね・・・
ホントに ”光陰矢の如し”です。
これ読んでから、20年経ってるんですから・・・
天才と呼ばれる方々の特徴ですが、ホントに先を見越してる。

この人 村上龍が描く近未来の世界は、ドンドン現実になっていってます。
ホントに、”すべての男は消耗品”になっていってるような気がします。
ライン”やら”イン・ザ・ミソ・スープ”で描かれたおどろおどろしい
猟奇的な殺人の世界が、日常化したとは言いませんが、
すぐ隣にすでに存在しています。
今の日本の学校・教育システムが、大したものではなく
ましてや大した人間を作り出すものでもないことは、ついにバレてしまいました。

もしかして、この人はノストラダムスよりも、明確に未来が見えるのか???

以前雑誌のインタビュー記事で読みましたが

  『ボクは小説家です。小説は今ある情報を文脈の中でつなぎあわせていく作業です。
   今ある情報を、つなぎあわせれば、こうならざるを得なかったということです。
   ホントに北朝鮮が攻めてくるとは思えませんが、今の日本の現状を診れば
   この小説の世界を描かざるを得ないとしかいえません。』

”半島を出よ”が出版された時のインタビューだったように思います。


この本が出てから、”バブル”な世界がやってきました。
ソニーとトヨタは残ってますが、GMやらクライスラーは
姿を変えました。
ビル・ゲイツやら、スティーブ・ジョブズやら、俗に言うIT関連の方々が
”セブン”の中に入るんでしょう・・・

ここでは、あんまり登場してこない、イスラム圏の”オイル・マネー”も
今や、西側経済圏の世界中を駆け巡っています。
アラーの神が、そんなことを望んでいたとも思えないのですが・・・


この1年弱のあいだ、私自身もこんなブログなるもので
自分の頭の中のモヤモヤを吐き出さざるを得ない状態が続いています。

たぶん、”次なる世界””次のステップ”への過渡期なんだろうと思います。


さてさて、私はどうやって生き残っていこうかしら???


色あせない、傑作中の傑作です。
このカバーのイラストは、確か高校の先輩、横尾忠則さんのはずです・・・






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”天才”とよばれる人たち?
半島を出よ 上 (1) (幻冬舎文庫 む 1-25) 半島を出よ 上 (1) (幻冬舎文庫 む 1-25)
村上 龍 (2007/08)
幻冬舎

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天才とよばれる人がいます。
才能を生かすというより、才能にひきずられて仕事をしてるように
まわりには見えます。
で、早く死ぬ・・・
60年代後半から70年代にかけてのロックミュージシャンに
よくあるパターンです。
ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリスン、ブライアン・ジョーンズ、
その他イロイロ・・・

でも、以外とキホンにすごくチュージツだったりします。
ジミヘンは結局基本は、ブルースでしたし、
最近だとイチロー選手が一番いい例じゃないでしょうか・・・

そんなこんなのその辺のゴタゴタした事情なんか関係なく
ワッ!スンげー!!!と言わせてしまう人もいます。
以外と分かりやすい人なんです、フクザツでムズカシイことしながらも。
村上龍と横尾忠則って、その最たる人だと思います。


この小説『半島を出よ』のあとがき(だったかな???)の中で
村上さんは、『現状を調べて、情報を盛り込んでいくと
こういうふうにならざるを得なかった』と書いておられました。

小説だから、モチのロン、フィクションで虚構なんですが、
北朝鮮が攻めてきて、北九州の人たちが協力せざるを得なくて、
救いなのが、今の体制から大きくはずれた落ちこぼれたダメ男たち・・
なんて、そんなアホな?と思いますが、やっぱり納得してしまう。
『愛と幻想のファシズム』でもおんなじようなことをおっしゃってたような・・・

かなり過激な内容なのですが、何だか三島由紀夫を思わせる
幻想的なリアル感のなさというか、少し浮ついたような世界に
なってきたような気がします・・・

とにかくこの人の新作は、いつもチェック!チェック!チェック!です。



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