![]() | 世界は「使われなかった人生」であふれてる (幻冬舎文庫 さ 18-2) (2007/04) 沢木 耕太郎 商品詳細を見る |
言うまでもなく、この人 ”沢木耕太郎”氏、バックパッカーたちの教祖様みたいな人です。
初めて、『深夜特急』読んだ時は、ホントにショッキングでした。
NHKのスポーツドキュメント、『奪還』も良かったです。
この人の本も、私としては今のところ失敗はありません。
唯一、小説の『血の味』は少し落ちますが、基本的にはよかった部類です。
んで、期待しないで手にとって、思いの他よくてラッキー!と思ったのがこれでした。
本来、この人の文章の魅力って、ルポにしても書評にしても映画評にしても
最終的にその対象物じゃなく、この人自身の着眼点・視線からはずれないこと、
そしてそのことが、とっても快適といおうか、心地よいという点じゃないでしょうか。
この本もそれです。
”使われなかった人生”・・・
もしも○○をしておけばよかったと、後悔することは誰にでもあることです。
もうヒトツの別の人生になっていたかもしれない・・・
そういう時はどうするのか?
その、”あり得たかもしれない別のもう一つの人生”
すなわち、”今現在使われていないその別の人生”を使ってみること、だそうです。
このブログの最初で紹介した”流星ワゴン”にのった主人公は、現状を認めることから
もう一つの人生を取り戻そうとします。
沢木氏は ”1号線を北上”するんでしょうか?
とにかく、今年から私自身も少しずつ、”今使われていない別の人生”を
使おうともがいています。
ふと、立ち止まった時、勇気をくれる1冊です。
















