モックンモーガンフィールドの 書を手に!
大阪の40男モックンモーガンフィールドの、心を動かされた貴重なライブラリーです。 あなたにもいい本との出合いを!
血の味・・・
血の味血の味
(2000/10)
沢木 耕太郎

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すごいタイトル!!!
しかも、出だしが『昔、人を殺したことがある・・・』だって・・・


沢木耕太郎氏の本は、とにかく何でも一通り目を通します。
氏の初の小説だそうです。
『昔、人を殺したことがある・・・』なんだからもう、チョチョチョット!!!
って感じなのですが内容は、普通の少年小説。(普通じゃないのかなやっぱり・・・)

何だか年々、うら寂しく思えるのが、こういうショッキングな小説より
現実が追い越していくってことです。
人類が、前頭葉を駆使して作り上げてきた、創造物より現実のほうがすごいっていうことは
創造物が現実の後追いするってことだから、芸術の意味があんまりない・・・
そんな気がします。

何かのきっかけで、あのショッキングな思いが、よみがえってくる・・・

今年の夏、私自身もそんな体験をしました。
無理矢理ふたをしてた、熱い思い、悲しさ、切なさ・・・そんな感情が一気によみがえってくる
心の奥底から、あふれ出してくる・・・
まるで心臓から、すごい勢いで血が流れ出してくるみたいに、
忘れ去ってた熱い感情が、つい先ほどのことみたいによみがえってくる・・・
顔には、完全に死相が出てたそうです。


人間てそんな思いから、どうやって再生していくんでしょうか?
幸いながら私は、どうにかこうにかたちなおることができました。
けれど、誰かが同じ思いをしてたときに助けられるのかどうか・・・わかりません。


この作品のラストも、甘いとか言われてるそうです。
たぶん沢木氏自身も、わからないのではないのでしょうか・・・
そんな気がします、かなり確信的に。


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